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虫の研究室 > こん虫・がい虫なるほど情報室 > ホタル |
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ホタル |
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コウチュウ目
ホタル科 |
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ゲンジボタルはメスが1.5〜1.8cm、ヘイケボタルはメスが1cmほど。
どちらのオスも、メスより少し小さめだよ。
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ゲンジボタルは5〜6月にかけて、
ヘイケボタルは5〜9月にかけてせい虫が見られる。 |
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ゲンジボタルは本州、四国、九州にかけてのきれいな流水のあるところ。
ヘイケボタルは北海道、本州、四国、九州の水田など、ややよごれた水でもすむことができる。
沖縄にしかいないしゅるいもいる。 |
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ホタル科は世界にやく2000しゅ、日本にはその中のやく40しゅがいる。
ゲンジボタル、ヘイケボタルが代表てきなしゅるいだ。 |
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ゲンジボタルのよう虫はカワニナという貝を、ヘイケボタルのよう虫はカワニナだけでなく、モノアラガイやタニシなども食べる。
どちらも、せい虫は水しか飲まない。 |
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ゲンジボタルは渓流性のこん虫で、川やせせらぎなどの水辺に生息する。
ヘイケボタルは止水性のこん虫で湿地や休耕田などに生息する。
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5〜7月にかけて水辺のしめったコケの上に産卵、約1ヶ月で孵化する。
よう虫はカワニナという貝を食べて水中でせい長し、冬も水中でこすんだ。
あたたかくなった4月ごろ、りくに上がり土にもぐってさなぎになる。
そしてまた5〜7月にせい虫となってとび回り、産卵する。
せい虫になると水しか飲まないので、1週間くらいで死んでしまうんだよ。
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ホタルは、はらの先に光る節がある。
オスは2節、メスは1節が光り、たまごやよう虫、さなぎも同じように光る。
しかし、昼に活動するしゅるいは光らない。
他のしゅるいのメスをまねて発光し、オスをおびきよせて食べるホタルもいるぞ。
世界の大部分のホタルは、りくで一生をすごし、主にカタツムリのなか間を食べる。
日本のゲンジボタル・ヘイケボタルは、よう虫の時代を水中ですごし、淡水のまき貝を食べる、世界でもめずらしい日本固有のホタルだ。
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